涼宮ハルヒの分裂 其之一

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

地元の本屋で購入。あれ?週明けに発売だと思ったけど。
仕事帰りに秋葉原とらのあなに寄ったら「ハルヒ」の本の山が出来てた。全部売れんのか、アレ。

タイトル通り、後半において「α」と「β」と一種のパラレルワールドのようにストーリーが展開していく。分かれ道の基点は「キョンの家に電話をかけてきたのが誰か」。
「β」のルートで起きた何らかの事象がある人にとっては不都合なので、何らかの力によって過去に干渉、「α」のルートでこれを排除しようとしている印象を受ける。
「α」で電話をかけて来た人は十中八九、SOS団の入団希望者の一人として描写されている「やたら素直な反応を見せる一年生」である女性徒なんだろうけど、この人がやっぱり異世界人?

何か、この小説に出てくるキャラクターは、みんな裏がありそうで怖いなー。161ページの佐々木の挿絵には邪悪な気配を感じずにはいられない。